短編

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今日だけの音楽

第5回物書き会in山口企画・冬の闇鍋まつりにて引かれなかった幻の具材「今日だけの音楽」をテーマにしたssを書いてみる試み。    披露宴は華やかだった。 かつて憧れたあの人が、真っ白な花嫁に口づけるさまは、悔しいことに...
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暗雲

第5回物書き会in山口企画・冬の闇鍋まつりにて、具材「不毛」をテーマにしたssを書いてみる試み。    これはわたしが生まれるずっとずっと前、歴史の教科書に書いてあったこと。 天気を操り、永遠の太陽光発電を実現しようと...
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宇宙船に乗った猫

第5回物書き会in山口企画・冬の闇鍋まつりにて、具材「光と闇の童話」をテーマにしたssを書いてみる試み。     童話というのは子どものための物語ですが、 それはしばしば、子どもへ向けた警告の面を有します。 嘘をついた...
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大人にならない彼と過ごした、最後の、夏の日の話。

twitterでの「創作夏祭り企画」(主催:散鞠ざくろさま)参加作品。お題は「ラムネ」でした。       「ねぇ、ラムネ飲みたい」 境内へ続く石畳の脇で、その子は立ち止まった。 屋台を切り盛りしている...
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虹と雨小僧

「個らぼ」さん主催・月別テーマ企画(6月「雨」)への参加作品。    其の屋敷の庭から覗く紫陽花は、実に鮮やかなことで有名であった。 鮮やかと云えば聴こえは良いが、実際は不自然な極彩色。紅、紫、その隣に橙、緑、黄、桃。...
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ぼくの学校は箱の中

「わたしの学校は箱の中」の世界観で、別の少年視点の作品。    目が覚めたらまず見るのは目覚まし時計。あと9分で6時。この時間なら親父たちはまだ寝ているなと安心したあとで、折角眠ってくれているソイツらを起こさないようこ...
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わたしの学校は箱の中

Twitterに投稿した近未来SFのような短編。   「起きなさい、学校よ」 お母さんはそう言って、わたしから布団を剥ぎ取った。嗚呼さらば、愛しのお布団。時計は8時15分を指していた。「うげっ!」 女の子らしからぬカエ...
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カップ焼きそばの作り方

Twitterのタグ遊び「#物書きのみんな自分の文体でカップ焼きそばの作り方書こうよ」で登校した作品。  深夜。 わたしは台所から響くビニール袋を擦るような音で夢の世界から引き摺り出された。わたしの至福の時間を邪魔する不届き者は...
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面倒くさい猫とまわりくどい小鳥のおはなし

第1話 「はじめまして」     わたしは猫である。 血統書はない。 この家の長男のベッドで微睡んでいたわたしは、ピンと張ったヒゲを揺らす風に気づいた。雪の日にこの家に来てからというもの、ずっと閉まっていた窓が、その日は少し開...
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